タイヤの買い替えタイミング

意外と知られていないタイヤの買い替えタイミングについて解説します
タイヤの交換時期は、溝の深さだけでなく、使用年数や保管環境にも大きく左右されます。特に、スリップサインやプラットフォームが現れた場合は、すぐに交換が必要ですが、溝が十分に残っていてもゴムの劣化が進んでいることがあります。夏タイヤは使用開始から4〜5年、スタッドレスタイヤは3〜4年が交換の目安です。見た目だけでは判断しづらいタイヤの状態について、正しいタイミングを把握しておくことが、安全なカーライフを維持するポイントです。
夏タイヤを買替えるタイミングと基準
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夏タイヤがすり減り、残りの溝の深さが
1.6mmになると現れる「スリップサイン」タイヤの交換時期を判断する際に重要なのが「スリップサイン」です。タイヤの溝がすり減り、残りの深さが1.6mmになると、溝の間からスリップサインが現れます。スリップサインが1か所でも露出すると、そのタイヤは使用限度を超えた状態となり、法令上も交換が必要です。溝が浅くなると排水性能が大きく低下し、特に雨の日のブレーキ性能に影響が出ます。安全のためにも、スリップサインが見える前の早めの交換をおすすめします。残り溝が1.6mm未満のタイヤでは車検も通らないため、定期的な点検を心がけましょう。
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タイヤの溝が十分にある場合でも
使用年数やゴムの劣化に要注意タイヤの溝が十分に残っていても、使用年数や保管環境によるゴムの劣化には注意が必要です。一般的に、タイヤメーカーが推奨する使用年数は4~5年とされています。しかし、直射日光を浴びる場所に長期間駐車していたり、重い荷物を積みっぱなしにしていたりすると、目に見えないゴムの劣化が進行することがあります。劣化が進んだタイヤは、ひび割れや亀裂が発生しやすく、最悪の場合バースト(破裂)のリスクも高まります。溝の深さだけでなく、製造年や使用環境にも気を配り、適切なタイミングで交換することが大切です。
- 夏タイヤは使用開始から4~5年経過したら買い替えタイミングです
- 夏タイヤは溝の深さだけでなく、使用年数の経過にも注意が必要です。一般的に、タイヤメーカーが推奨する使用期間は4~5年とされています。この期間を過ぎると、見た目には問題がなくてもゴムの硬化やひび割れが進行している可能性があります。劣化したタイヤは、走行中のグリップ力が低下し、ブレーキ性能にも悪影響を及ぼします。安全性を確保するためにも、使用開始から4~5年が経過したら、溝の状態と併せて交換のタイミングを見極めることが大切です。
スタッドレスタイヤを買替えるタイミングと基準
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新品時から50%の摩耗がスタッドレス性能の寿命
「プラットフォーム」が出現したら交換の時期スタッドレスタイヤの溝には、冬用タイヤとしての使用限度を示す「プラットフォーム」があります。このプラットフォームは、新品時の溝の50%程度の深さに設置されており、露出するとスタッドレスとしての性能が大きく低下します。プラットフォームが見えた場合は、凍結路面や雪道でのグリップ力が大幅に落ちるため、早めの交換が必要です。ただし、スリップサインが出るまでは夏タイヤとして履きつぶすことも可能です。冬の安全走行のため、残溝が半分になったら交換の時期と考えましょう。
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溝が十分にある場合でも
夏タイヤ以上にゴムの劣化に要注意スタッドレスタイヤは、溝が十分に残っていてもゴムの劣化に注意が必要です。特に、冬タイヤは柔軟性が求められるため、ゴムが硬化すると路面への密着性が失われ、滑りやすくなります。直射日光を浴びる場所に長期間駐車していたり、頻繁なタイヤワックスの使用などがゴムの劣化を早める要因です。見た目には問題がなくても、使用開始から数年が経過したスタッドレスタイヤは、安全性のためにも早めの点検・交換をおすすめします。
- スタッドレスタイヤは使用開始から3~4年経過したら買い替えタイミングです
- スタッドレスタイヤは、使用年数が3~4年を超えるとゴムの柔軟性が失われ、冬道での性能が大きく低下します。特に、氷上や雪道ではグリップ力が重要なため、ゴムが硬化した状態では安全な走行が難しくなります。また、長期間使用したタイヤには、ひび割れや亀裂が発生するリスクも高まるため、バースト(破裂)を防ぐためにも、適切なタイミングでの交換が必要です。使用状況によって交換時期は早まる場合があるので、日常的な点検も欠かさず行いましょう。

MESSAGE
安全運転のために、適切なタイミングで タイヤ交換を!
タイヤは車の安全性を左右する重要なパーツです。溝の摩耗やゴムの劣化が進むと、ブレーキ性能の低下や滑りやすさにつながり、事故のリスクが高まります。特に、夏タイヤ・スタッドレスタイヤともに、使用開始からの年数が経過すると、見た目には問題がなくても性能は大きく低下しています。安全なカーライフを維持するためにも、定期的な点検と適切なタイミングでのタイヤ交換が必要です。お車の状態に不安がある方は、ぜひ当店へご相談ください。
意外と正しく知られていない !?
知っておきたいタイヤの基礎知識
タイヤは車の安全性や燃費に大きく関わる重要なパーツですが、意外と正しい知識が知られていないことも多いです。適切なタイミングでの買い替えや、タイヤ交換後の増し締めの必要性、タイヤサイズの確認方法など、知っておくと安心です。新日本タイヤ販売株式会社では、これらの基礎知識について詳しく解説したページをご用意しています。お車の安全を守るためにも、ぜひ一度ご確認ください。
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